イギリスの大手法律事務所と合併し、ピアソン・ダービー事務所が誕生した。ジェシカは合併に反対していたハーヴィーが、現状に不満があり事務所を去るのではないかと疑う。レイチェルに経歴の詐称を打ち明けたマイクは、そのことが公になることを恐れる。一方、ハーヴィーからはジェシカの圧力に屈した件で厳しく責められ信頼を取り戻そうと必死になる。そんな中、ダービーと関係の深い、エヴァが社長をつとめるヘシントン石油の案件を任されたハーヴィーは、密かにダービーにある取引を持ちかける。
生きがいである指導係を外されたルイスは、1人だけ専属のアソシエイトを選んでいいと言われて迷わずマイクを選ぶ。ハーヴィーの承諾もすんなり得られたため、マイクへのおもてなしを始めたルイス。2人はステーキ店の土地収用の案件を一緒に担当し、お互いへの理解を深めていく。ハーヴィーはエヴァの案件で、かつての上司の特別検察官キャメロンから贈賄現場の映像を渡され、さらに重要な証人が検察側についたため不利な状況となる。ジェシカはハーヴィーとの和解を求めて協力を申し出るのだった。
司法取引を終えたヘシントン石油の案件をルイスに引き渡したハーヴィーは、トニー・ジアノプロスの乗っ取り計画への対応を任せる。直後に、キャメロンが殺人共謀の容疑でエヴァを逮捕。関係を修復したハーヴィーとマイクは判事に保釈を認めさせるが、反対するキャメロンに、判事は証拠を提出するよう求める。ルイスのもとにはカトリーナがヘシントン石油の資料を持って現れ、一緒に担当したいと申し出るが…。エヴァの件が難航する中、ダービーの指令でロンドンからスティーヴンがやってくる。
ヘシントン石油はジアノプロスから株式公開買い付けを仕掛けられ、乗っ取りの危機が現実のものに。2日後に行われる投票でエヴァを勝たせるべく、ハーヴィーとルイスは策を練るが、エヴァの殺人容疑を気にするハーヴィーに対し、ルイスは買収を防ぐことを重視して意見が分かれてしまう。マイクはルイスの部下となったカトリーナとジアノプロスの弱点を探すために組むことに。お互いの動きの監視目的もあったが、意外にも意気投合して妙案を思いつく。一方、ドナとスティーヴンは急速に接近する。
エヴァの殺人容疑の訴訟を担当するハーヴィーは、キャメロンが証拠を用意できなかったことを利用し、検察側に不利な即決裁判へと持ち込む。さらにキャメロンを担当から降ろせば裁判自体がなくなると考え、ジアノプロスにキャメロンが情報をリークしたことを認めるよう迫る。そんな中、ハーヴィーはスティーヴンが勝手に行動したことに激怒するが、そこにはドナとスティーヴンの交際への苛立ちも含まれていた。一方、マイクはレイチェルと組み、会社の金を横領した会計士から金を取り戻そうとする。
ついに事務所の代表パートナーに名を連ねたハーヴィー。かたやスタンフォードの受験を黙っていたレイチェルに複雑な感情を抱くマイク。2人は、ここに至るまでの過去を振り返る。10年前、ニューヨーク地方検事局の若手検察官だったハーヴィーは、先輩検事キャメロンのもとで敏腕秘書ドナと精力的に仕事をこなしていた。キャメロンの推薦で主任検事への昇進も内定していたが、ある殺人事件により重大な選択を迫られることに。一方、大学生のマイクは優秀な成績でハーバードへの編入が決まっていたが…。
検察側の証人マリガ大佐が「エヴァから殺人依頼を受けて殺した」と供述。実はスティーヴンがマリガ大佐に連絡を取ったせいでキャメロンに証人として取られてしまい、ハーヴィーはスティーヴンに怒りを爆発させる。ジェシカはヘシントン石油のナンバーツー、ニックを黒幕に仕立ててエヴァを無罪にする作戦に出る。マイクはニックのスイス銀行の口座明細の情報から、ニックがマリガ大佐に殺人を依頼したと主張するが…。一方、出張中のナイジェルの猫ミカドを預かっていたルイスは、情が移ってしまう。
ハーヴィーとマイクはスティーヴンが殺人を指示したことを知るが、証拠がない。マイクはマリガ大佐に会って黒幕がスティーヴンだと証言するように説得するが、保身に走るマリガ大佐はエヴァが黒幕だと証言すると言ってゆずらない。ハーヴィーはキャメロンに黒幕の正体を知っていると伝えるが、警戒するキャメロンは、エヴァが無実であることを自分に信じさせることができたら訴えを取り下げると約束する。裁判の日、ハーヴィーはスティーヴンを証言台に立たせて、最後の賭けに出るが…。
合併解消が決まった事務所では、ピアソン側とダービー側との資産分割協議が行われることに。クライアント収入の多い側が有利になるため、ハーヴィーはダービー側のクライアントを奪おうと画策する。ところが、ジェシカから表向きの協議を任されたルイスは、交渉相手ナイジェルに挑発されてカッとなり、任務に失敗してしまう。一方、ダービーの部下スコッティと対立関係になったハーヴィーは、マイクにある指示を出す。だが、そのことで自分から同棲を切り出したレイチェルとの関係に暗雲が…。
ハーヴィーは合併解消に合意しないスコッティにダービーの事務所を辞めるよう勧めるが、彼女はダービーを裏切りたくないと言う。ハーヴィーはスコッティに黙って、事務所を訴えているエヴァとの交渉の場へ行くが、そこには代理人として宿敵トラヴィス・タナーの姿があった。タナーは、ハーヴィーの弱みをついてスコッティを猛攻撃する。一方、スタンフォードとコロンビアに合格したレイチェルは、どちらに行くか悩むが、マイクはスタンフォードを選び遠距離恋愛になるなら関係は終わりだと突き放す。
マイクと一緒にいることを選び、同棲を承諾するレイチェル。大喜びのマイクは仕事にも熱が入り、心臓病で死亡した患者の遺族が医療器具メーカーを訴えた案件を引き受ける。原告側の代理人が、かつてマイクの両親が事故死した際に苦い思いをさせられたリナルディ弁護士で、積年の恨みを裁判で晴らそうと考えたからだ。ハーヴィーは恋人になったスコッティを事務所に勧誘するが、ジェシカは彼が公私混同していないか心配する。その頃、マイクの学歴に疑問を抱いたルイスはドナに探りを入れていた。
マイクがハーバード卒ではないと疑うルイスは、ハーバードのジェラード教授を事務所に招き、マイクに会わせて真偽を確かめようとする。マイクとレイチェルは、それぞれにルイスへの説得を試みるが上手くいかない。その頃、ハーヴィーはハーバードを訪れジェラード教授に圧力をかけるが、彼は脅しに屈しなかった。一方、ジェシカは前夫クエンティンの訃報に伴い、彼に指名された遺言執行者としてリサと話し合いをする。リサは会社をライバル会社に売却するつもりだと言い、ジェシカは猛反対するが…。
経歴詐称の件が片付き、仕事を続けられることになり喜ぶマイク。ルイスを説得してくれたハーヴィーにお礼がしたいとドナに探りを入れ、ハーヴィーがロースクール時代の模擬裁判で3年連続敗北を喫したステンプルを、IT企業2社が争う裁判で倒すチャンスをプレゼントする。ハーヴィーを避け続けてきたステンプルは気弱で凡庸に見えたが、実はかなりの辣腕弁護士で、ハーヴィーとマイクは振り回されることに…。一方、ルイスは新入りパートナーのスコッティと対立し、お互いに足を引っ張り合う。
ルイスが法廷で心臓発作を起こして病院へ運ばれる。症状は軽くすぐ退院できたが、人生を見つめ直したルイスは思い切ってシーラにプロポーズをする。一方、ジアノプロス社で幹部の1人がワンマン体制に愛想をつかし、転職を望むというトラブルが発生。対応に当たるハーヴィーとマイクに、ジアノプロスは激怒して競業避止義務を徹底し、まともな転職の道を絶つよう命じる。懐柔策を進言するが却下されたマイクは、ジアノプロス社のジョナサンから思いがけない相談を受けることに…。
クエリングという弁護士がやってきて、ハーヴィーのクライアントに難癖をつけて金を払わなければ訴訟を起こすと言う。ハーヴィーは彼がギャンブラーであることを知り、ポーカーで勝負をつけようとする。ジェシカは事務所の元代表ヴァン・ダイクから、配当金の増額を求めて帳簿の監査を要求される。対応策をルイスに考案させようとカトリーナに言いつけるが、ルイスはプライベートでショックな出来事があり自宅に引きこもっていた。マイクは転職のオファーを受けたことをハーヴィーに伝えるが…。
転職の話を受けず、事務所に残ることにしたマイク。エヴァの事件の証人と和解した件でハロルドとの結託を疑われ、連邦検事局からの事情聴取を受けるが、尋問する連邦検事エリック・ウッドオールの真の目的はハーヴィーにあった。マイクを連れ戻し、事態の収拾に奔走するハーヴィーに、スコッティは何が起きているのか説明を求める。だが、マイクの秘密を明かすことができないハーヴィーは、スコッティを怒らせて関係は悪化する。そんな中、渦中のハロルドがマイクのところにやってきて…。